
浜を守り続けて25年。「ちちぶの会」
ちちぶの会は、美しい父母ヶ浜を守るために1995年に発足しました。
当初は地元の有志7名からはじまったメンバーが、現在では100名を超え、
毎月第一日曜日に、浜の美しさと自然を維持するためにボランティアで清掃を行っています
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▲元々、父母ヶ浜は、日本夕陽百選に選ばれるほど夕日の美しい海岸でした。 -
▲しかし、浜辺に訪れる観光客は 1 日数名のみ。 -
▲2017 年頃から、SNS で脚光を浴び出した父母ヶ浜 -
▲多くの観光客が訪れる浜辺に。
その舞台裏には、この海岸を四半世紀にかけずっと守ってきた、地元のボランティア団体「ちちぶの会」の姿がありました。
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▲毎月第1日曜日に集まり海岸の清掃をする。 -
▲それを続けて四半世紀以上。
そんなちちぶの会が始まったのは、ある出来事がきっかけ。
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▲1995年頃の父母ヶ浜。 -
▲父母ヶ浜は、瀬戸内海のほぼ中心に位置するため、瀬戸内海中のごみが流れ着きます。
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▲その頃、町の事業で父母ヶ浜を埋め立てて、工業用地などに転用する構想が持ち上がりました。 -
▲この浜を埋め立てる。
町の事業が動き出しました
なぜ、こんなにも美しい浜を埋めるのかー。
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▲人口7500人ほどの小さな町で「かすかな抵抗」として始めた、海岸清掃。 -
▲その浜辺を守りたいという気持ちは広がり、人の輪を作っていきました。 -
▲ひたすらこの海岸を守りたいという一途な想いのもと。 -
▲大雪の日も、暑い日も。
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▲一度だけではなく何度も訪れた埋立の危機。 -
▲ちちぶの会初代会長 前川博会長
▲悔しくて、眠れない日も、ダメかと思う時もあったけれど、何度も立ち上がり、乗り越えてきました。
ゴミ拾いはやめなかった
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▲近年では、地元の小学生も活動に参加してくれたり -
▲現在では,若い世代や移住者も含め100名以上が参加しています。 -
▲みんなで募金をして -
▲掃除後にみんなで飲むコーヒーがひそかな楽しみ。 -
▲SNSで一躍有名になった海岸では・・・ -
▲みんなの笑い声が飛び交う。「きれいだったね」「たのしかったね」
ようやくこの浜の良さを皆にわかってもらえた
「ようやくこの浜の良さをみんなにわかってもらえた。」そう胸をなで下ろすちちぶの会のみなさん(塩田さん、(左)、鴨田さん(中),菅さん(右) )
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▲毎日浜を清掃するちちぶの会の河田さん
来る人達の笑い声と夕日を眺めるのが
本当に幸せだと話す。 -
▲自分たちがやれることを続けてきただけ。そう話す鴨田会長 -
▲ちちぶの会は、清掃だけでなく交通整理にも協力 -
▲観光客への観光案内 -
▲地元の小学生達に海浜植物の大切さなども教えています。 -
▲長年の努力が認められ、「地域環境美化功績者」として
環境大臣から表彰を受賞されました。
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県外の人や、浜を守りたいという人が増えました。
父母ヶ浜のこれから
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▲新しい開放的な海の家の施設がOPEN -
▲新しいシャワー室やドリンクなどを販売する機能も充実。
新しいレストランやカフェがOPEN
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父母ヶ浜を一望する地中海レストラン -
ゴミを出さないコーヒー屋さん -
新しくOPENしたハンバーガー屋さん -
美味しいランチメニューも充実 -
父母ヶ浜をイメージしたお洒落なドリンクも販売。 -
本格讃岐うどん屋もOPEN。
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父母ヶ浜だけではなくその周辺エリアにも様々な動きが。
オシャレなゲストハウスが続々とOPEN
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豆腐作りが体験できるカフェ -
アンティークショップ -
父母ヶ浜沿いのオシャレな結婚式場もOPEN

新しく父母ヶ浜の指定管理を受けた次世代
共通しているのは、「父母ヶ浜を守りたい」
そんな想い。
ゴミを出さない取り組みもはじまっています
監修: ちちぶの会
写真提供 :
ちちぶの会, 株式会社菅組,
Manabu Ono, Yu Fujioka, 株式会社MATCHA,
合同会社フィネストラ, Chainon,
Takashi Iwata, Yukako Yabumoto, CHEBI, MTEA