逆瀬池(さかせいけ)

水面に映る花の姿は、逆瀬池ならではの優雅な風景

竜神伝説の残る逆瀬池は「さぬき百景」のひとつに数えられ、四季折々に風情ある姿を見せてくれる。中部用水の水源地で、稲作用水として昭和31 年(1956 年)に全面的に改修された水量豊富なため池。
池畔は格好の散歩道になっており、昔から風景の美しさで知られている。桜の頃は格別で、水面に映る花の姿は、逆瀬池ならではの優雅な風景として有名。四国自然歩道四国のみちの2 つのコースの拠点となっており、絶好の散歩コースだ。

【竜神伝説】
古老の話によると、この池の底には、昔から池があったそうな。川上の正体(しょうたい・地名)にある竜王渕に住む竜神が、毎年5 月に降りて来て、この池で水遊びをしたそうな。竜神の水遊びが終わり、正体へ帰ってから「ユル」(樋)を抜くことになっておったそうな。
ある年、竜神が水遊びに疲れて、木陰で休んでいるのに、もはや正体へ帰ったと思い違いをした里人が樋を抜いて水を取ってしまったそうな。すると、腹を立てた竜神は、この池の残り水も谷川の水も全部上流へ逆流させ、正体の竜王渕へ吸い上げてしまったそうな。
それで「逆瀬」と書くそうな。また、そのことがあってから、毎年正体の竜王渕で「水もらいのお祭り」をするようになり、もとのようにたくさんの水がもらえるようになったそうな。
(三豊市HPより引用)

住所
香川県三豊市山本町河内2300
その他情報
【アクセス方法】車の場合、さぬき豊中インターから約20分。国道377号辻交差点から、県道込野観音寺線(6号線)を南へ走り、河内小学校から約5分。